自分の体と向き合う時間

春先にちょっとお酒を飲みすぎて咳や痰が出るようなことがありました。
そんな時もまずお灸!
しっかり蓄えたお灸の知識を実行することで翌日には改善するというかなりいい状態です。
未病という言葉が東洋医学にはありますが、
まさに病気になる前に防ぐ知識が蓄えられているのだなと嬉しくなります。

もちろん病気をがあればお医者さんに行けば良いのですが、お医者さんからすると、「自分自身の回復する力を助けているだけなんだから、直しているのは自分なんですよ」という声も聞いたことがあります。もちろんお医者さんの考え方にもよると思いますが、自身の免疫をあげるのが何よりの健康法。
まさにお灸を続けることで得られた宝物だなと感じます。

忙しい毎日を送っていると自分の体を見直す時間がなくなり、知らず知らずのうちに疲れや体の不調が出てきます。
お灸を始めてからは、毎日の体の変化に敏感になり
肩こりがひどくなれば手三里に
目が疲れ出したら足三里に
腰がおかしく感じたら築賓に
眠りが浅くなってきたら神門に
と自分なりに対処法を考えてみます。
効き目が感じられないときは、疲れている部分が他にないか考えてみたりして、
早い段階で自分の体と向き合えるようになったように思います。

そして何より感じるのは、「体ってつながっているんだ」ってことです。
なんのことかと思うかもしれませんが、不調な部分はそこ自体が不調だ、ということではなくて、
他の部分の疲れのしわ寄せが不調となって出てくる、ということ。
例えばですが、肩が凝っているなぁと思っていたのが、本当に疲れているのは目だったとか!

若いときは自分の不調になんて全く気にもせず、体力だけでなんとかなっていました。
ですが、だんだんとそうもいえなくなってきて、無理せず休むことの大切さを知ってきたのです。

お灸をしながら、体と毎日の時間を大切にしていきたいです。